ミャンマーって? リトルヤンゴンって?

ミャンマーことミャンマー連邦共和国は、東南アジアにある国で、旧国名は「ビルマ」(場所はタイの隣にあります)。軍事政権が長く続いていましたが、最近民主化をして、日本企業がインフラ整備を請け負ったとかなんとか、そんなニュースでも話題の、今かなりアツいところ。

ミャンマー独立の英雄・アウンサウン将軍の娘で、ずっと自宅軟禁されていたアウンサンスーチーさんが4月に来日したことを覚えてる人も多いのでは?

恵泉の先輩・キンミョーインさんは、そんなミャンマーから来た留学生です。

民族楽器「サウン」とミョー先輩。

今回、私たち2人と先輩が訪れたのは、東京・高田馬場にある「リトルヤンゴン」。この周辺にミャンマー出身の人たちが経営するお店がたくさんあることから、ミャンマーの首都名をとって「リトルヤンゴン」という名称で呼ばれています。

と、さも知っているかのように書きましたが、この日取材に行くまで、リトルヤンゴンについてはまったく知識のなかった私たち。ようは、横浜の中華街とか新大久保のコリアンタウン、そのミャンマー版? ってことは、M-POP的な音楽がずっと流れてて、俳優さんの写真とかが売られていて……みたいな? う〜ん、全然想像つかない。

民族衣装を着せてもらって、ニンマリ!

まず私たちが向かったのは、駅前のビル「タックイレブン高田馬場」の中にある「スカイホーム」という雑貨屋さん。中はこぢんまりとしてますが、ミャンマーの新聞や書籍から食べ物、メイクアップ用品やアクセサリーまで、いろんなものがギッシリ置いてある、ミョー先輩ご用達のお店です。

当たり前のことですが、日本人が大勢で来ることはないそう。ということで、日本に来て20年になる店主のゾウさんも、初めは怪訝そうな顔。でも、そんなことはおかまいなし。見たことのないミャンマーグッズを前にしたら、アクティブな恵泉生は叫ばずにはいられません。

新井

うわーーーー!! カレンダーの表記が全然違う!!(注:ミャンマーのカレンダーは縦書き)

山本

すごい!! この食べ物何!?

新井

新聞けっこう新しいのが売ってる!!

山本

民族衣装を着た人形、かわいい!

カラフルな民族衣装の人形。キュート!

「似合います〜?」「まあまあかな〜」

などなど、目の色を変えてはしゃぎまくり。すると、次第にゾウさんも打ち解けてくれて……。

ゾウさん

ほら、もっとちゃんと説明しないと!

ミョー先輩

これはね〜……。

「ダンバ」というミャンマー風のチキンライスをごちそうしてくれたり、竪琴「サウン」をわざわざ出して弾かせてくれたり、いつの間にかやりたい放題の状態に(笑)。あれ、たぶんゾウさんのお昼ご飯だったんではないかと思うんですが……。

ミョー先輩の出身でもある、シャン族の民族衣装を着せてもらったのには感動! アオザイにもちょっと似ててかわいい。ヘアアクセに指輪まではめてもらって、新井ニンマリ(あと、なぜかついでに塔みたいなのも持っている)。

お昼ご飯は、ミャンマーの国民食「モヒンガー」を

たっぷり1時間以上、雑貨屋さんでお世話になって、すっかりお腹が空いたので、お昼ご飯を食べることにしました。

高田馬場駅前の商店街にある「スィウミャンマー」は、ミャンマー通のある人いわく「日本一のモヒンガー」が食べられる店とのこと。

モヒンガーは、ミャンマーで大多数を占めるビルマ族の人たちが日常的に食べる麺料理で、まさに「国民食」ともいうべき一品です。簡単にいうと、魚スープのそうめんで、パクチーがよく効いていて、さっぱりしたお味。見た目ほど辛くありません。

デザートをサービスしてくれた。やさし〜!

チェッター・パラータ(カレー的なもの)。

これがウワサの「モヒンガー」!

お茶の葉サラダはナッツ入り。

山本

でも、先輩って、どうして日本に来たんですか?

ミョー先輩

もともとは、お母さんがミャンマーでシルクとかショールとかを売るお店をやってたの。日本人のお客さんもたくさん来てて、そこで「こんにちは」とか、日本の言葉を教えてもらったのがはじまり。

新井

ふむふむ。

ミョー先輩

みんなとってもやさしくて、だんだん日本の文化とか歴史にも興味を持つようになって。ミャンマーの大学を出たあと日本語学校に通って、5年前に留学しにきたの。今は、貿易の仕事なんかもしてるよ。

新井

ええっ! 大学を出てからさらに勉強しようと思ったんですか? あっ、ってことは、先輩の年齢って……?

ミョー先輩

計算しちゃダメだよーーー!

まだまだ食べます。汁なし麺「シャンカオソイ」に豆腐そば

食欲旺盛な私たちが次に訪れたのは、こちらもタックイレブン高田馬場1階にある「ノング イン レイ」というお店。先輩の故郷、シャン州の料理を専門に扱っています。

看板がかわいい、こぢんまりとしたお店。

シャンカオソイ(上)と豆腐そば(下)。

先輩オススメは、汁なし麺の「シャンカオソイ」と、豆腐そば(名前忘れました……)。とくに麺の上に重みのあるソースのかかっている豆腐そばには、びっくり。思わず箸を置いて、写真撮影に専念してしまいます。

ミョー先輩

すぐ混ぜないと固まってマズくなるよ(笑)。

一同

!!!

先輩の言葉に、急いでかき混ぜだす一同。シャンの麺は、先ほどのモヒンガーよりもしっかりしていて、平たいラーメンのような感じ。必死に混ぜた豆腐そばはまろやかな味で、辛くなくてとっても食べやすい。

一方、パクチーがアクセントになっているシャンカオソイ、どっちもおいしい! ちなみに、一緒に食べたお豆腐の揚げ物は、外サクッ、中トロッで、とってもお酒が合いそうなお味でした(小声)。

ごちそうさまでした〜(三度目)。

実際に行ってみないとわからないことがある

お腹がいっぱいになったあと、最後の目的地「日本ミャンマーカルチャーセンター」を目指すことに(アポなしで)。ビルマ語の講習や、ダンスや竪琴などのスクールも開かれている……とのことだったのですが、なんと定休日! あえなく引き返しました。

近くて遠いリトルヤンゴン小旅行も、これにて終了です。最後は、リトルヤンゴンの入口でもある駅前で、一番上にあるメイン写真を撮影(ちなみに、うしろに写っている黒いビルがリトルヤンゴンの総本山!? タックイレブン高田馬場です)。

はじめは新大久保みたいなところ? ミャンマーポップス?? とか言っていた私たち。この数時間でわかったのは、リトルヤンゴンは在日ミャンマー人にとって大切なコミュニティであり、生活をサポートしてくれる場所だってこと。

ひと口に在日外国人の方々がいるエリアと言っても、コリアタウンに中華街、そしてリトルヤンゴンと、いろいろあるんですね。実際に行かないとわかんないんだな〜。

とにもかくにも、こんな体験は初めてで、とっても刺激的でした。お世話になったみなさま、ありがとうございます。あ〜、マジメなこと書いたら、お腹減ってきた……。ミョー先輩、またご飯食べに行きましょ!

2軒目「スィウミャンマー」の前でパチリ。駅前のさかえ通り商店街にあります。